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最近は、病院食の「まずい」イメージからの脱却を試みる企業や病院が注目されている。
何度か病院食に対する恨み節を綴ってきたが(笑)、これを機に各企業の「美味しい」病院食に対する取り組みをまとめてみたい。

ちなみに、恨み節も紹介しておく
入院40日目 8月23日
 3食ともま◯い件
入院32日目 8月15日
 おかずに虫が泳いでいたことを機に、抑えていた病院食への不満が湧き出た日
  ・頻出するマーガリンの危険性が気になる件
  ・バナナが固くて味がしない件
  ・毎日出る食パンがパサパサの件


■ソシオークの試み

料亭並み!?すごい「病院食」を知っていますか
「自分の親に食べてもらう」を実践する現場

http://toyokeizai.net/articles/-/69307?page=2

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「ひな祭り」の日の病院食(出典:「東洋経済ON LINE」)

「料亭並み!?」の言葉に納得。病院食とは思えない目でも楽しめる食事。
ソシオークホールディングスの中軸会社「葉隠勇進」が運営する給食事業による提供だ。

ソシオークの大隅社長の言葉。ぐっと来ますね。
大隈:給食事業の理念は、「大切な人のために作る愛情いっぱいの料理とサービス」です。現場のスタッフは「自分の親に食べてもらうつもりで調理する」という気持ちを大切にしています。
 
インタビュアーの遠藤教授のコメントも理解出来る。栄養バランス、予算などの制限がある中、「まずい」病院食はやむなし、となるのも現実。その状況で、このソシオークの取り組みは、まさにおもてなし精神と現場力の賜物なのだ。
遠藤:病院や介護施設の食事は1日3食、1年365日休みなしで、大量に、かつ多様な献立を調理する必要があります。特別料金がいただけるわけでもない。にもかかわらず、そこまで手をかけるところに、日本のおもてなし精神と現場力が表れていますね。

ちなみにソシオークの学校給食もスゴイ!!

大人が知らない!?学校給食のグルメな真実
公立もすごい!日本の現場力、ここに極まる

http://toyokeizai.net/articles/-/70091 
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「目黒区の区立小学校」のクリスマス給食。(出典:「東洋経済ONLINE」)

公立の学校給食がこのクオリティとは!子供達も喜びそうですね。


■マルフクメディカルフーズの試み

ソフト食(流動食)も進化

食べるのが楽しいおいしいソフト食を開発

ソフト食とは高齢者にやさしい食事で、やわらかいけれど、しっかり食べ物の形がある、見た目にもおいしく感じられるように特別に調理したお食事で、当社独自の製造方法による様々な献立を提供しています。http://marufuku-foods.com/gran/gran_faci_soft_service.html

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ソフト食(白身魚香草焼)

見た目にも楽しめるように、と工夫されている。
例えば焼き魚の場合、ほぐした身をミキサーに掛け、それを再度、形を魚の身のように整えた上、剥がした皮を元のようにつけて仕上げています。これにより、見た目はお魚の姿を残し、食べる時には口に入れると簡単に溶けて、嚥下しやすくなります。

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ソフト食(照り焼きチキン、キャベツ、胡瓜)

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ソフト食(カップグラタン)

職人の技に感動。食べる楽しみを思い出して、元気が出そう。


私が入院している病院では、食事は下記のように分けられていて、私は「1.常食菜」に該当するものが出されている。が、食感が分からない程、細かく刻んだおかずやドロドロに煮込んだおかずも出てくる。お年寄りが多い病棟だからかしら?とも思ったりもするが、「2.軟菜」はどんだけドロドロなのだろうか。

1.常食菜 概ね一般的な家庭料理
2.軟 菜 副食が消化吸収の容易なもの。
3.エネルギーコントロール食 糖尿病、脂質異常症の方向け
4.塩分コントロール食 高血圧、心疾患の方向け
5.塩分・蛋白コントロール食 


限られた予算の中で、病状に見合った状態の食事、かつ栄養バランスも考慮して・・・となると、「美味しい」の追求は難しいのは理解している。
でも、現状の病院食を1週間食べ続けて、元気が出るのか、元気がなくなるのか。現場の人にも試してもらいたいものである。


 ■病院食のレシピ本が売れている
(出典:まずいイメージを一新した『病院食』が注目されてる

「日本一美味しい病院食」と話題の国立循環器病研究センターの減塩メニュー。
国循の美味しい! かるしおレシピ 0.1mlまで量れる! かるしおスプーン3本セットつき
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せんぽ東京高輪病院
ごはん+メイン+副菜+汁もの、全部食べてもオール500kcal台。病院食=薄味でおいしくないという固定概念を崩す“パンチのある味"が患者さんの間で評判を呼び、多くのメディアでとりあげられました!
日本一おいしい病院ごはんを目指す! せんぽ東京高輪病院 500kcal台のけんこう定食_SX351_BO1,204,203,200_
きよせの森総合病院
食事は栄養を摂る手段であると同時に、日々の楽しみ、喜びでもあります。料理法や盛り付けに工夫をこらし、丁寧に丁寧に仕上げれば、栄養をバランスよく十分に摂りつつも塩分は控え、食材自体が持つうまみや美しさを感じることができるのです。
レストランより美味しいごはんを目指す きよせの森総合病院の極上健康レシピ
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やはり、食事については多くの人が「美味しい」「楽しい」を求めている様です。