膠原病とは
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- 膠原病
- SLE(全身性エリテマトーデス)についてのまとめ
膠原病とは、共通する性質がある病気の総称であり、膠原病というひとつの病気の名称ではない。
膠原病の由来
細胞と細胞をつなげる組織、膠原繊維(コラーゲンファイバー)に病変が見られる、という共通点をもついくつかの病気を総称して「膠原病」と名付けられた。
■膠原病に共通する性質
- 自己免疫疾患
本来、外的を排除するために働く免疫が、自分自身の身体に対して働いてしまう。 - 結合組織疾患
細胞と細胞をつなぎ合わせる「結合組織」に異常が起こる。関節や筋肉、臓器などに障害が起こる。 - リウマチ性疾患
骨、関節、筋肉に炎症が置き、痛みやこわばりが起こる。
その他、
などの共通点がある。
- 他人にうつる病ではない
- 副腎皮質ステロイドホルモンが効く
などの共通点がある。
膠原病といわれる病気
- 関節リウマチ
- 全身性エリテマトーデス
- シェーグレン症候群
- 強皮症
- 多発性筋炎・皮膚筋炎
- 血管炎症候群
- 混合性結合組織病(MCTD)
- リウマチ熱
- 抗リン脂質抗体症候群
- 成人スティル病
など
同じ病気でも症状の現れ方は、人によって様々だ。
また、同じ人に複数の膠原病が合併して発症することもある。
関連記事:SLE(全身性エリテマトーデス)とは
-------------出典---------------------------------------------------------------
『全身性エリテマトーデス 正しい治療がわかる本』
著者:聖路加国際病院内科医長(アレルギー・膠原病担当)松井 征男
『膠原病を克服する』改訂版
著者:順天堂大学膠原病内科教授 橋本 博史
『膠原病とリウマチの治し方』
監修:国立成育医療センター母性内科医長 村島温子
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