カテゴリ

カテゴリ:SLE(全身性エリテマトーデス)についてのまとめ

タイの病院事情まとめ

カテゴリ:
私、ルッコラは、2015年7月にSLEを発症しました。入院、自宅療養を経て、2016年8月にタイに渡り、現在もタイの病院に通い治療を続けています。

タイに渡る前は、こちらの医療事情もわからないことだらけで不安もありました。
設備は整っているのか、医療レベルは、費用は。。。と。

今となっては、その不安はすっかり解消されました!
このタイミングで、一度、こちらの病院事情についてまとめてみたいと思います。

バンコクの病院

バンコクには、日本語対応OKの総合病院が3箇所ある。
在住の日本人の多くは、この3つの病院のいずれかを利用しているかと思う。

ちなみに、私は、バムルンラードインターナショナル病院を利用している。

バムルンラード病院は、東南アジアでも最大級レベルの私立病院で、衛生的で近代的な建物、最新医療が受けられる病院だ。

日本語専用のカウンターがあり、初診時の患者登録もスムーズだ。
診察の際は、お願いをすれば日本語の通訳をつけて頂ける。
受付や看護師、薬剤師は、基本的に英語で話し、普段診ていただいているドクターとは日本語でコミュニケーションをとっている。

問い合わせや診察の予約は、HPの日本語のページで対応可能。問い合わせも、日本語で返信が来る。

▪️バムルンラードインターナショナル病院
住所:33 Sukhumvit Soi 3, Wattana, Bangkok 10110 
日本語サービスカウンター 電話026671501
バムルンラードインターナショナル病院HP

▪️サミティベート病院
住所:133 Sukhumvit 49, Klongtan Nua, Vadhana, Bangkok 10110
日本人相談窓口 電話027118122~4
サミティベート病院HP

▪️バンコク病院
住所:2 Soi Soonvijai 7 New Petchburi Road、Bang Kapi, Huai Khwang、Bangkok 10310
電話023103257

関連記事:「バンコクの病院情報 」

タイの病院の医療費について

さて、バンコクでは最新医療を受けられる総合病院があり、日本語の対応も充実していることがわかったが、次に気になるのは医療費かと思う。
日本から転出して、海外在住となれば、特定医療費の補助は受けられない。

バムルンラード病院での実際にかかった費用を例として、以下にあげてみる。

【2016年9月13日】
Doctor's Fee:2,000THB
Nursing Service:105THB
Facility:255THB
Laboratory:9,245THB
約37,136円
※日本から持参した薬で足りていたので薬の処方なし。血液検査&尿検査

【2016年10月11日】
Doctor's Fee:2,000THB
Nursing Service:105THB
Facility:255THB
Laboratory:6,460THB
Medicine:10,222
約60,934円
※薬の処方あり。血液検査&尿検査

【2017年8月1日】
Doctor's Fee:2,000THB
Nursing Service:110THB
Facility:270THB
Laboratory:4,210THB
Medicine:1,870THB
約(27,072円)
※薬の減量が進んで、費用も減った。血液検査のみ。

1THB(バーツ)=3.2円で計算
検査内容、薬の処方量で変動はあると思うが、だいたい日本で受けた医療の保険適用前くらいの金額かと思う。
私の場合、夫の会社負担で保険に入って頂いており、保険で全額カバー出来る場合は、こちらの負担はなし。保険でカバー出来ない場合は、1割自己負担をしている。
これは、人によって様々、条件は異なると思うが、全額自己負担となる場合はそれなりに高額になる。

本格的に、引っ越す前に、2度ほど下見がてらバンコクに滞在したが、そのときは、念のため海外旅行保険に加入した。結果的に、病院にお世話になることはなかったのだが。

持病持ちでは、加入出来ない保険会社もあるので要注意。
私は、SLE発症前の旅行の際は損保ジャパンの保険に加入することが多かったが、発症後は加入出来ず、AIUの保険に加入した →海外旅行保険のAIU 

関連記事:「持病と海外旅行保険と ルッコラの日常 12月18日
関連記事:「海外旅行保険の長期加入について調べてみた

薬について

日頃、服用している薬は人により様々かと思うが、私が治療の主として服用してきたステロイド薬と免疫抑制薬で、価格を比較したいと思う。

【タイ】
プレドニン5mg 11THB 35.2円
イムラン50mg 65THB 208円 
※1THB(バーツ)=3.2円で計算
※輸入価格の変動により、価格が変動することもあるそう

【日本】
プレドニン5mg  9.6円
イムラン50mg 139.9円

タイの方がやや高めかなあ、という印象だ。服用量や他の薬とのバランスによっても、総合的に薬代は変動があると思うので、一概にタイの方が薬代がかかる!とは言えないとは思うが。

他、日本で服用していた薬と同等の薬は、処方されたので、日本で服用していた薬がタイでは入手出来ない!ということは起こらなかった。


関連記事:「薬の価格まとめ プレドニン、イムランなど
関連記事:「タイの病院に問い合わせてみた

カテゴリ:
SLEは、妊娠出来る年齢の女性の発症率が高い。免疫異常に女性ホルモンが関係していると考えられている。出産後、発症したり、症状が悪化するケースもある。
胎児は母体にとっては一種の異物。母体の免疫機能に大きな影響を与える。

SLE発症後も、一定の条件が揃えば、妊娠・出産は可能だ。

SLE患者が妊娠をするための条件

  • SLEが活動期ではない
    →少なくとも過去半年は、SLEの活動がコントロールされている
  • 重度の内蔵障害がない
    →腎臓、心臓、肺などの機能が正常orほぼ正常に保たれている
    →血圧や、その他の合併症が十分にコントロールされている

  • 治療薬の量が少量であること
    →飲んでいるプレドニンの量が、できれば10mg以下であること
    ※プレドニンは、他のステロイド薬と違って90%が胎盤で分解されるため、胎児への影響は少ないと考えられている。

  • 免疫抑制剤を使用していない
    →胎児への影響が出るため、妊娠中の免疫抑制剤の服用は推奨されていない

  • 関節の機能が保たれている
    →妊娠による体重増加は、股関節や関節の負担増となるため

SLE患者が妊娠するにあたって注意すること

母体が抗リン脂質抗体や抗SS-A抗体、抗SS-B抗体をもっていると、場合によっては抗リン脂質抗体症候群や新生児ループスという合併症により赤ちゃんに重大な影響が出ることがある。

これらの抗体が陽性の場合には、血液浄化療法、薬で血栓予防などの治療を行う。


【抗リン脂質抗体症候群とは】
細胞膜を構成しているリン脂質二重層に対する自己抗体を、抗リン脂質抗体という。
この抗体は血液をかたまらせる作用があるため、血管のなかで血液のかたまり(血栓)ができて、
血管がつまったり、そこで破れたりする。これを、抗リン脂質抗体症候群という。

抗リン脂質抗体症候群には、皮膚に網目状の発疹が出る、下肢に血栓性整脈炎をおこしてそこでできた血栓が肺につまって肺塞栓症をきたす(いわゆるエコノミー症候群)などの静脈の血栓症、脳梗塞や心筋梗塞など動脈の血栓症などの病態がある。

さらに、この抗体をもっている人が妊娠した場合には、流産を繰り返す習慣性流産や死産になることがある。これは、胎盤の血管がふさがり、胎盤に血液が行き渡らなくなることが大きな要因といわれている。


【新生児ループスとは】 
皮膚の紅斑や血球減少、脈が非常に遅くなる心ブロックが主な症状。

妊娠18〜24週に出現しやすい心ブロックは胎児死亡の原因になることもある。無事に出生してもペースメーカーの植え込み手術が必要になる場合がある。

赤ちゃんの体内にこれらの抗体が残るのは生後半年ほど。皮膚の紅班は、抗体の消失とともに消えていく。


SLE患者が出産後、注意するべきこと

妊娠中のホルモンバランスの変化が病状改善に働くため、6〜7割の人は膠原病の症状が軽くなる。出産後1年ほどは病状が悪化しやすいので注意が必要。出産後、ステロイドの服用量を増やすケースも多い。
薬の服用量にもよるが、免疫抑制剤以外であれば、赤ちゃんに薬の服用中も母乳を飲ませることも可能。




-------------出典---------------------------------------------------------------
『全身性エリテマトーデス 正しい治療がわかる本』
著者:聖路加国際病院内科医長(アレルギー・膠原病担当)松井 征男

『膠原病を克服する』改訂版
著者:順天堂大学膠原病内科教授 橋本 博史

『膠原病とリウマチの治し方』
監修:国立成育医療センター母性内科医長 村島温子 



にほんブログ村 病気ブログ 全身性エリテマトーデスへ
にほんブログ村 


人気ブログランキングへ 

カテゴリ:
その名の通り、全身に多様な症状が起こるSLEだが、症状の出方は人によって様々だ。
発症時には、発熱が続く、全身の関節が痛む、などの症状が出やすい。
また、皮膚に症状が出やすく、特徴的な症状として、蝶形紅斑(両頬にかけて蝶が羽を広げたような形の紅斑)があげられる。

SLE(全身性エリテマトーデス)の診断基準

以下の項目4つ以上があてはまれば、SLEと診断される。
  • 頬部紅斑
    顔面、頬に紅斑(蝶形紅斑)がみられるか

  • 円盤状紅斑
    丸い皮疹が慢性的にみられるか

  • 光線過敏症
    紫外線に当たって異常な日焼けや水ほうが出来たことがあるか

  • 口腔内潰瘍
    口の中、のどに潰瘍が出来ているか

  • 関節炎
    2箇所以上の関節に痛みや腫れがないか

  • 漿膜炎(しょうまくえん)
    胸膜炎または心外膜炎を発症していないか(胸や心臓に水がたまっていないか)

  • 腎障害
    尿検査でたんぱくが出ないか

  • 神経障害
    頭痛、けいれんなどの症状、または不安感・抑うつなどの精神症状がみられるか

  • 血液異常
    溶血性貧血、白血球減少、リンパ球減少、血小板減少のいずれかがみられるか

  • 免疫異常
    抗DNA抗体が高値、または抗Sm抗体、抗リン脂質抗体のいずれかが陽性

  • 抗核抗体
    抗核抗体が陽性か

アメリカリウマチ学会による分類基準。現在では国際的な基準となっている。


■血球の働き
赤血球
赤血球は、細胞に酸素を運ぶ働きをしている。
SLEでは炎症により、赤血球がつくられなくなったり、破壊され貧血を起こすことがある。

白血球
体内に侵入した細菌やウィルスなどの異物と戦う免疫細胞。SLEでは、白血球の減少が見られることが多い。

血小板
傷口をふさいで、血液を固める働きをする。血小板が減少すると、出血しやすくなったり、血がとまりにくくなる。SLEでは、血小板の減少が見られることが多い。


■尿検査
尿たんぱくは、腎臓の働きが低下していると高い数値を示す。
SLEは、腎臓の障害を起こしやすいので、必ずチェックする。



-------------出典---------------------------------------------------------------
『全身性エリテマトーデス 正しい治療がわかる本』
著者:聖路加国際病院内科医長(アレルギー・膠原病担当)松井 征男

『膠原病を克服する』改訂版
著者:順天堂大学膠原病内科教授 橋本 博史

『膠原病とリウマチの治し方』
監修:国立成育医療センター母性内科医長 村島温子




人気ブログランキングへ
 
にほんブログ村 病気ブログ 全身性エリテマトーデスへ
にほんブログ村 

カテゴリ:
SLEは、体質的要因に環境的要因が引き金となって発病する。

膠原病や自己免疫疾患を親族に多く発病する家系があることがわかっている。
血縁者にSLE患者がいる場合、膠原病を発症する確率は、いない場合の約10倍。ただし遺伝子が同じである、一卵性双生児がそろってSLEを発症する確率は、25〜60%程度。
(参照:「難病情報センターHP」より)

必ずしも、遺伝的要因だけで発病するわけではないということだ。 
体質的要因、環境的要因、ホルモンなどいくつかの要素がかかわって、病気を引き起こすと考えられている。

環境的要因

ストレス、紫外線、出産、ウィルスの感染等によって病院が誘発されることがある。

海水浴や登山など長時間、紫外線にさらされると、SLEを発症したり悪化したりすることがある。 SLEを発症する人は、光線過敏症を持っている人が少なくない。 紫外線にさらされたことによる発疹や水疱、紅斑、発熱などの症状が出て、それがSLE発症の引き金になることもある。

ウィルスに感染したり、薬物や胎児を異物とみなして免疫機能が乱れたり、異常が起きたりもする。

女性ホルモン

SLE患者の男女比は、1:9と、圧倒的に女性が多い。
出産が可能な20代〜30代での発症が多いこと、出産後に悪化するケースが多いことから、女性ホルモンが発症に関係すると考えられている。


※筆者の場合は、母方の叔母がSLE患者である。発症は筆者が発症したのと同じ30代後半。子供を2人出産した後のことだ。
母親と姉は発症していない。
きちんと診断されたわけではないが、私の体質的に光線過敏症はあったかもしれない。
もともとはインドア派だったが、発症前の5年程は、旅行や屋外のレジャーなどで、それ以前よりも紫外線を浴びる時間は長かった。発症に影響しているかもしれない。
発症の10年前からふくらはぎに出来る皮膚炎(紅斑)には悩まされていた。



-------------出典---------------------------------------------------------------
『全身性エリテマトーデス 正しい治療がわかる本』
著者:聖路加国際病院内科医長(アレルギー・膠原病担当)松井 征男

『膠原病を克服する』改訂版
著者:順天堂大学膠原病内科教授 橋本 博史

『膠原病とリウマチの治し方』
監修:国立成育医療センター母性内科医長 村島温子



にほんブログ村 病気ブログ 全身性エリテマトーデスへ
にほんブログ村

 
人気ブログランキングへ

カテゴリ:
病気のことを少しでも理解しようと読んだ本。
このブログで病気についてのまとめ記事の出典元は下記だ。














にほんブログ村 病気ブログ 全身性エリテマトーデスへ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ

このページのトップヘ

見出し画像
×