カテゴリ:
SLEは、体質的要因に環境的要因が引き金となって発病する。

膠原病や自己免疫疾患を親族に多く発病する家系があることがわかっている。
血縁者にSLE患者がいる場合、膠原病を発症する確率は、いない場合の約10倍。ただし遺伝子が同じである、一卵性双生児がそろってSLEを発症する確率は、25〜60%程度。
(参照:「難病情報センターHP」より)

必ずしも、遺伝的要因だけで発病するわけではないということだ。 
体質的要因、環境的要因、ホルモンなどいくつかの要素がかかわって、病気を引き起こすと考えられている。

環境的要因

ストレス、紫外線、出産、ウィルスの感染等によって病院が誘発されることがある。

海水浴や登山など長時間、紫外線にさらされると、SLEを発症したり悪化したりすることがある。 SLEを発症する人は、光線過敏症を持っている人が少なくない。 紫外線にさらされたことによる発疹や水疱、紅斑、発熱などの症状が出て、それがSLE発症の引き金になることもある。

ウィルスに感染したり、薬物や胎児を異物とみなして免疫機能が乱れたり、異常が起きたりもする。

女性ホルモン

SLE患者の男女比は、1:9と、圧倒的に女性が多い。
出産が可能な20代〜30代での発症が多いこと、出産後に悪化するケースが多いことから、女性ホルモンが発症に関係すると考えられている。


※筆者の場合は、母方の叔母がSLE患者である。発症は筆者が発症したのと同じ30代後半。子供を2人出産した後のことだ。
母親と姉は発症していない。
きちんと診断されたわけではないが、私の体質的に光線過敏症はあったかもしれない。
もともとはインドア派だったが、発症前の5年程は、旅行や屋外のレジャーなどで、それ以前よりも紫外線を浴びる時間は長かった。発症に影響しているかもしれない。
発症の10年前からふくらはぎに出来る皮膚炎(紅斑)には悩まされていた。



-------------出典---------------------------------------------------------------
『全身性エリテマトーデス 正しい治療がわかる本』
著者:聖路加国際病院内科医長(アレルギー・膠原病担当)松井 征男

『膠原病を克服する』改訂版
著者:順天堂大学膠原病内科教授 橋本 博史

『膠原病とリウマチの治し方』
監修:国立成育医療センター母性内科医長 村島温子



にほんブログ村 病気ブログ 全身性エリテマトーデスへ
にほんブログ村

 
人気ブログランキングへ